自主性とやり抜く力
皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんわ。
年長のゆまのことを書きたいと思います。自分で考えて行動できる人になって欲しいと願い、極力叱ったりはしていません。ゆまが決めたことやしたいと思っていることはなるべく応えるようにしています。ゆまは明るく社交的で運動も頭もまずまずな子。何事にも一生懸命で負けず嫌いです。自信がなく馴染みがない場所や取り組みに不安に思うことが多いです。親からすると「もっと色々なことにチャレンジして色々なことを吸収して欲しい」と思うのですが、なかなかできません。そんなゆまの習い事のことでちょっとしたことがあったので書きたいと思います。
習い事もやってみたらと勧めはしましたが、強制はしてきませんでした。しかし、保育園のお友達がやっているスイミングクラブに行きたいとゆまが言ってきたので、やらせてみました。スイミングクラブに入って2ヶ月くらいは、ぐんぐん上手くなったこともあって楽しそうにやっていました。「コーチに褒められたよ〜」と嬉しそうでした。スイミングクラブの日を楽しみにしているほどでした。親としてもやらせてみて良かったとほっとしたのも束の間、困ったことが起こりました。
先日、いつものようにスイミングクラブまで送って行くと、ゆまが泣き出します。ヒステリックに「行きたくない!」「もう水泳辞める!」と。お友達が誘いに来てくれても、スイミングクラブの職員さんやコーチがなだめてくれても、自分の陰に隠れてしまいます。行きたくない理由を聞いてみると、水に潜って地面を蹴ってジャンプするのが上手く行かないから嫌なんだそうです。言うほど下手じゃないんですが・・・。「気にすることないよ」「これから上手くなればいいじゃん」など励ましますが、ゆまの心に届きません。
これは困った・・・。どうしたもんでしょう。自分の頭の中で選択肢が出てきました。
1 無理やり行かせる。
2 本人の言うとおりにする。
3 苦手なジャンプを一緒に練習する。
正直1を選びたくなりました。自分でやりたいと言ったことを、ちょっと困難なことがあって逃げてしまう癖をつけさせたくなかったのです。でも1は、今回はよくても次に響くだろうしなー・・・。悩ましい。2にしちゃおうか・・・。うーん。結局3を選んだのでした。
その日はスイミングクラブには行かず、近くの公営プールに行って、ジャンプの練習を一緒にして、休みの日も練習をしたのでした。そして、現時点でスイミングクラブを辞めることはせず、級が上がったら辞めても良いという約束をしました。
困難なことから逃げることはしないで、乗り越えて欲しい。1人で難しければ一緒にやろうという話をじっくりしました。ゆまは気持ちを切りかえたようでした。「もうちょっと頑張る(涙)」と。つくづく子育ては難しいと思いました。教科書どおりにはいかない。正解はないです。今回の選択も良かったか分かりません。てっきり自主性を尊重すれば自分で勝手にやり抜くと思ってました。いやあ甘かったです。
嬉しそうに公営プールに行くゆま。スイミングクラブを休めて嬉しいのか、親と一緒に行けて嬉しいのか、親の想いはどこまで伝わっているのか・・・。どうなんでしょうねえ。楽しんでやってくれればいいんですけど。
今回は3の選択を選びましたが、これがもし仕事をしていて、カミさんから話を聞いたという状況だとしたら多分2(!)にしていたと思います。「本人にやる気がないならしょうがないじゃん」って言いそう・・・。子どもに関われる時間が限られると厳しい。仕事と家庭を両立している人は本当に凄い。自分にできるかな〜。
ではでは。