ともに歩む日記 〜呼吸器と一緒に〜

主夫による6人家族の子育てブログです。呼吸器っ子もいます。思春期の子もいます。宇宙人みたいな子も、イヤイヤ期の乳幼児もいます。ときに真面目に、だいたい不真面目に日々感じたことを発信しています。

親が子どもを差別する


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おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

今日で3月もおしまい。

明日、子どもたちはそれぞれ進級します。

 

ここ最近、マイは色んな人から「ぞうさん(年長クラス名)になれるの?」と聞かれ続けていました(笑)。

もうマイも年長。ランドセルを考えなきゃという時期になってきました。

早いものですね。

  

さて、ソウマももうすぐ2年生。

先日、先生から相談がありました。

 

「月曜日も学校来れませんか?」

 

今までの1週間のスケジュールは月曜日は施設に預けて、学校には火曜、水曜(遅刻)、木曜と通っています。今後金曜日も登校しようかなというところ。

先生によるとグループ学習が始まるそうで、それが毎週ではないけれど、月曜日になりそうだと。他の生徒たちのこともあるので、別の曜日への変更は難しいとのことでした。

 

「ソウマくんに、色々な授業を受けてもらいたいんです」

熱い先生の言葉でした。

 

この言葉は私にとって衝撃でした。

「もっとソウマと関わりたい」

「もっとソウマに刺激を与えたい」

「ソウマはその刺激を受け止めて力にすることができる」

と力強く言われた気がしました。

 

そんなこと言われたことなかったなあ。

なぜ衝撃だったのか、それはある体験からくる呪いみたいなものがあったから。

それは4年くらい前のことにさかのぼります。

 

今日はちょっと長いです。お付き合いいただけると嬉しいです。

 

保育するメリットがない

当時ソウマが三歳。私がマイの育児休暇をとって、カミさんが仕事していました。

ソウマを預けて、カミさんとともに働こうとしていた時期でした。

 

呼吸器をつけたソウマを預かってくれる保育園は無かったので、障がい児保育で有名な保育所に相談をしていました。

 

その保育所は障がい児も健常児も分け隔てなく保育することで有名なところ(そこに子どもを預けるために引っ越しをする人がいるくらいのところ)でした。

 

しかし、残念ながら入所は断れました。

 

理由は

感染症にかかるリスクが高い」

「保育するメリットがない」

「メリットは保護者が働くことのみ」とのことでした。

 

👇 当時のブログです。

 

souma.hatenablog.com

 

 

souma.hatenablog.com

 

ソウマごめん

 振り返って読んでみると、「あんまりなこと言われたなあ」と(笑)。

感染症のリスク」「成長しない」ってねえ。

今の状況だとソウマは家族の中で一番健康だし、学校に行って大きく成長しました。

 まあ、結果論ですけどね。

 

ここで伝えたいのは、当時の私の心境です。

当時のブログの文面に表れていますが正直「怒り」は無かったんですよね。

「言いにくいことをはっきり言ってもらえて、むしろスッキリ」みたいな(・o・)

当時は意識していませんでしたが、「成長しない」という保育所からの言葉は私がソウマに対して思っていたことでもあったんだと思います。

だから、「悲しみ」はあったとしても、「そんなことない!うちのソウマを馬鹿にするな〜」という怒りにならなかった。

 

ソウマごめんなあ。

親が一番身近で一番の理解者であるはずなのにね。

全然わかってなかったよ。

 

誰にでも成長はある

ここで、はじめの学校の話に戻ります(長くなってすみません)。

「ソウマの可能性を伸ばしたい、そのためにお父さん協力して!」

という言葉が私にとって、なぜ衝撃的だったか伝わったでしょうか?

 

先生の言葉は「成長しない」という呪いから解き放ってくれました。

とっても嬉しかったですし、ソウマを誇りに思えました。

 

誰にでも成長はある。(親も成長してると思う)

毎日のように外に出て、多くの人と関わって、成長しているソウマの今が、多くのものを語っていますよね。

 

言い訳になっちゃいますが、親は「呼吸器だから〇〇できない」「障がい児だから〇〇は難しい」と常に言われ続けます。

それでも、そんな現状を変えようとしたり、一歩進んだことをしようとすると疲弊しちゃいます。周りに否定され続けるから。「リスクがあるから」「体制ができていない」「マニュアルがない」などなど。

 

そうなると、「このあたりまで」という諦めが出てきてしまう。 

本来であれば、もっとできるはずなのに、可能性があるはずなのに。

親が子どもの可能性を制限してしまう。

 

これって親だけが悪いんでしょうか?

 

社会で障がいのあるなしに関係なく、子どもの可能性を伸ばしていけるようになっていって欲しいと思います。

 

できることからやっていきたいと思います。

諦めずにやっていけば道が開けるかもしれない。

そんな希望を感じさせる先生の一言でした(*^_^*)

 

 

長文読んでいただいて感謝です!

ありがとうございましたm(_ _)m

 

ではでは。