ともに歩む日記 〜呼吸器と一緒に〜

主夫による6人家族の子育てブログです。呼吸器っ子もいます。思春期の子もいます。宇宙人みたいな子も、イヤイヤ期の乳幼児もいます。ときに真面目に、だいたい不真面目に日々感じたことを発信しています。

講師やってみました


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おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

縁あって講師を依頼されましてね。やってみました。

看護師を目指す大学生がお相手です。

一方的な講義は嫌なので、大学生は2人にしてもらいました(その分回数は多いです)。

学習テーマは「障害のある子どもを育てる親の思いに寄り添う看護について考える」です。実際の親の話を聞いて、家族支援についても考えるみたい。

すごいテーマ。親としてはとても嬉しく、ありがたい。なんだかんだいって医療の対象は患者(子ども)で親は忘れられがちですからねえ。

 

ズームでのリモート講義でした。

パワーポイントで資料を示しながらお話しました。

寄り添うとはどういうことか、親や家族がどう成り立っているのか、私が思うところをお話し、うちの家族の紹介や家族の歴史を例にしながら考えてもらうというやり方で進めました。

 

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👆 うちの家族を支えてくれているところの図です。ソウマが呼吸器をつけるようになった頃、この図の中でどこが一番太くつながっていたでしょう?

 

なんてことを学生さんに問いかけをしながら話を進めました。

 

ちなみに答えは「訪看」です。看護師さんですね。

家族はつながりを作っていきにくい、むしろ今まであったつながりが失われていく、つまり孤立しがちになってしまうことと、限られたつながりの中で看護師さんがどのような考えを持っているか、どのような働きかけを家族にするかはとても大きいものになるのよ。

看護師さんが唯一のつながりだったとして、「母親は子どものために仕事を辞めるべき」なんて思っていたりしたら・・・。ねえ。

なんて話をしたりしました。

 

学生さんは私のダラダラとした話を真剣に聞いてくれました。

そして、「何が必要か」「何ができるのか」真剣に考えてくれました。

何か残るといいのだけれど。

 

学生さんから私も学ばせてもらいました。

親や家族ということを偉そうに話をしましたが、周りの人に(特に看護師さん)親にしてもらったんだなあと気づくことができました。

そして、講義にあたってカミさんともソウマとの歴史を振り返って話をしたのですが、カミさんがいかに苦労して、大変な想いをしてソウマを家に迎え入れたのか聞くことができたことも良かったです。
生後間もないソウマが目の前にいるのに、母親の体では確実になくっていくという悲しみを抱えながら、一人で細々とした調整をやっていたことを聞くことができました。

そんな一方、私はソウマが帰ってくる〜と、能天気に喜んでたというね。

ごめんなさい。

カミさんには謝りました。

 

 

 

予定時間を大幅にオーバーしたのは反省点ですが、私にとって貴重な時間となりました。学生さんや声をかけてくださった先生に感謝したいです。

まだ後3回機会をいただいているので、引き続き頑張ります。

 

ではでは。