最終講義
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今日は講義の最終日でした。
看護師さんを目指す学生さんに話をして欲しい。
そんな依頼をいただいて、今日で4回目。最後の講義をしました。
今日はカミさんや来てもらっている看護師さんにも話をしてもらいましたよ。
学生さんを少人数に分けてもらって同じ講義を4回しました。
テーマは「障害のある子どもを育てる親の思いに寄り添う看護について考える」です。実際の親の気持ちを伝えることで考えてもらうというものでした。
ソウマとの生活や家族のエピソードを話そうとは初めから考えていましたが、回を重ねるごとに「これも話したい」「ここをもっと伝えたい」という気持ちが強くなっていきましてね。毎回違う形になったり、頂いた時間をオーバーしちゃったり、作った資料が直前で消えていたことが分かったりと色々ありました(*^_^*)
お話した内容をちょっと紹介しますね。
家族のはなしと題してお話しました。
うちの家族の話がメインなんですが、それだけだと「変わった家族だなあ」「面白いおじさんだなあ」と自分とは違う人、自分とはあまり関係ない存在と思われてしまうかなと思いましてね。
家族がどう成り立っているのか、人や家族が社会からすごく影響を受けていること、そして、その社会の一部であり家族にすごく影響を与える存在として看護師さんがいることを始めにお話しました。(ここの部分をけっこう熱く話しちゃってだいたい後半に時間がなくなっちゃてたなあ)
その後に、うちの家族のエピソードをお話しました。具体的には3つです。
・ ソウマが病気になった、障がいが残ると分かった時のこと。
・ ソウマが障がい児になって家に帰ってくる時のこと。
・ ソウマを保育園や学校に預けることができなかった時のこと。
それぞれ家族の状況とそのとき感じたことをお話ししました。
3つのエピソードどれも家族のピンチのときのこと。当時は大変だったので、なかなか整理できていないことも多くて、今回振り返ることができてとても良かったです。
特にカミさんとは恥ずかしい話、あまり話し合ってきてなくてですね。「そんな風に考えてたんだ」「知らなかった」ということがけっこうありました。(詳しくは過去のブログをご覧くださいませ。)これは本当に良かったなー。
実はこの3つのエピソードを始めは上手く伝えられませんでした。起こった事実は伝えられるんですが、事実から何を学生さんに伝えたいのか、うまく言葉にできなくてね・・・。
これが回を重ねると、私自身が深まってきました。だいぶ消化して言葉にすることができるようになりました。(初めからやりなさいよというところですが)
長くなっちゃうので簡単に話すと、ずっと私に寄り添いながらソウマやソウマの世界を伝え続けてきてくれた看護師さんのお陰で今があるんだなあということ。そして、ソウマの世界を感じられることになったことで、とても生きやすく豊かになったこと。障がい面白いよっ、出会った子どもたちを好きになってあげてねってことを伝えられるようになりました。
ふぅ。ぜんぜん簡単じゃなかった〜(汗)。
とにかく毎回楽しかったです。
反省ばかりでしたが、次回はこうしようと試行錯誤したり。
学生さんがとても熱心でまっすぐでね。一生懸命聞いてくれるし、親や家族のたまに何が必要なのか考えてくれましてね。とても嬉しかったです。
先生も素敵な方でね。毎回打ち合わせをするのですが、「より良いものにしたい」という気持ちがすごく強くて、一緒に作り上げていけたように思えて楽しかったです。
良い経験をさせてもらいました。出会いに感謝です。
ありがとうございました。
ではでは。